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最近では、ほとんどの方がプラスチックレンズをご使用されています。やはり軽いから、割れにくいからなどの理由が圧倒的に多いようです。プラスチック素材、レンズ設計の研究により新しいレンズが各メーカー続々と商品化しているので、特性を覚えるのも大変です。(><)

プラスチックレンズ
ガラスレンズ
偏光レンズ
調光レンズ
特殊レンズ

◆良いレンズの要素
良いレンズの決め手になる要素には、屈折率、比重、アッベ数があります。良いレンズ=高くて薄いレンズとほとんどの方が思われると思いますが、それぞれどういったものなのでしょうか?
◆屈折率とは
簡単に言うとその名のごとく、光を屈折(曲げる)させる力がどれだけあるか、どのくらいの率で屈折(曲がる)させるかということです。つまり、この数値が大きいほど、光を曲げる力が強くレンズは薄くできるということです。
◆比重とは
説明する必要はあまりないと思いますが、ある物質の体積の重さと、同じ体積の水の重さを比較したものです。この数値が小さいほど軽い素材ということです。
◆アッベ数とは
さてアッべ数が一番説明しにくいので最後にしたのですが、聞いたことはありますか?そもそも日頃私たちが見ている太陽からの光は青くもなく赤くもないですよね。しかしこの光(白色光)はプリズムを通過すると赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の7色の色の帯を生じます(虹を思い出してください)。この色の帯の幅を色分散といいます。そして、この色分散の大きさを表す量をアッベ数と呼びます。アッベ数が大きいほど色分散は少なくなります。アッベ数の低いレンズほど周辺部に色がついて見えるので眼鏡レンズとしてはアッベ数が大きい方が良いです。一般に高屈折率の素材になるとアッベ数は小さくなる傾向があります。では実際にアッベ数が小さいとどうなるかというと、アッベ数が小さいと光が分散してしまいますので、例えばアルミサッシの窓があるとしますよね、そのサッシのフチに色のにじみが発生してきます。つまりサッシのフチが青っぽく見えたり、赤っぽく見えたりするということです。
◆レンズ選びは
屈折率、比重、アッベ数の3つの要素がありますので、高価なレンズほど薄くはなりますが、高屈折タイプになればなるほど、アッベ数は小さくなる傾向があるので、色のにじみは大きくなりますので、ご自分のレンズ度数と総合的に考慮して最適なレンズをお選び下さい。
◆プラスチックレンズ
長所: ガラスレンズに比べて軽くて、割れにくい。カラーバリエーションが豊富。紫外線カットを付けることができる。
短所: ガラスレンズに比べてキズがつきやすい、ガラスよりも少し厚くなる、熱に弱い。

最近のプラスチックレンズは種類が大変豊富になっています。レンズ設計の種類だけでも、球面設計、非球面設計、内面非球面設計、両面非球面設計、などがあります。レンズの素材も屈折率で分けると、1.50、1.523、1.56、1.60、1.67、1.70、1.74の素材があり同じ屈折率の素材でもレンズメーカーにより、異なる場合もあります。レンズ表面のコーティングも、ハードコート、マルチコート、ハイビジョンコートや最近では各レンズメーカーが超撥水コーティングをオプションで付けることができるようになりました。その効果は、水はじき油はじきがよくなり、汗や油がレンズについても楽にふき取れるところにあります。レンズの表面もつるつるになりますので、すり傷の防止効果もあります。レンズカラーもプラスチックレンズの場合はバリエーションが豊富で、まぶしさを防ぐ、かなり濃いサングラスの色や、ほんのり薄い色まで濃度の調整もできます。また、特殊カラーフィルターなど用途に合わせたカラーも増えてきています。
◆ガラスレンズ
長所: プラスチックレンズに比べてキズがつきにくい、プラスチックよりも少し薄くなる、透明度が高い。経年変化が少ない。
短所: プラスチックレンズに比べて割れる可能性が多い、重い。フチなしのフレームに使用できない。

最近ではほとんどの方がプラスチックレンズをご利用になっているため、ガラスレンズの新しい製品は出てきていないのが現状です。ただ、ガラスレンズにこだわりを持っている方もいらっしゃるのも事実です。基本的なレンズとしての性能で言えば、ガラスレンズのほうが透明度は高い、キズはつきにくい、長持ちする(割らなければ)、薄く仕上がる、レンズを通してみた場合の解像度が高い。など、良い所もあるのですが、やはり、重くなってしまうのがメガネのレンズに使う場合、最大の欠点となってしまうようです。フチなしフレームのようなスッキリ見せてくれるフレームは、レンズに穴を開けたりしますので、ガラスレンズは使用できないのも欠点ですね。作って作れないことはないのですが、当店では安全の面からもお断りしています。
◆偏光レンズ
光にはあらゆる方向に振動する波の性質を持っています。この光が偏光フィルターという特殊なブラインドのような機能を持つ極薄い膜を通過すると、光は一定方向の波だけが通過し、それ以外の波はカットされます。その結果、乱反射等からの光のギラつきを抑えます。たとえば、水面に反射する光で裸眼では水中が見通せないような時でも、偏光レンズをかけると、水中を泳ぐ魚を見やすくなります。車のフロントガラスの写り込みや路面のギラツキを無くすことによって、快適なドライビングをサポートするなど、あらゆるアウトドアシーンに最適な視界を提供してくれます。偏光レンズの作り自体はレンズとレンズの間に偏光フィルターを挟んであるサンドイッチみたいなレンズ構造です。
◆調光レンズ
日光に当たるとレンズの色が濃くなるレンズです。プラスチックレンズ、ガラスレンズ両方あり、レンズカラーはブラウン系、グレー系の2種類が基本です。お客様で、よく『へんこうレンズはありますか?』聞かれますが、偏光レンズと調光レンズを勘違いされている場合が多く色が変わるから『変更レンズ又は変光レンズ』と思ってしまうようです。私も最初は知りませんでした。
◆サングラスカラーレンズの選び方
カラーレンズはサングラスの用途によって選び方が変わってきます。ドライブにはグレー系やブラウン系、海水浴用ならブルー系かグリーン系といったところが適していると言われています。

ブラウン系
青系の光をカットしてコントラストを強める効果があるため、視界を細部まで鮮明にします。ドライブやスポーツなどに適し、見た目も日本人の肌色にマッチすることが多いと言われています。

グレー系
光を均一に吸収するので、自然な色調で物が見えます。眩しさから眼を保護してくれるので、強い日光に長時間さらされる場合に適しています。ドライブにおすすめ!

ブルー系
赤系の色をよく吸収するので、昼間の強い日差しや夜間の対向車のヘッドライトの光などが和らぎます。また目元が涼しげな印象になります。

グリーン系
青・赤系の光を吸収してソフトな視界が得られます。そのため、眼が疲れにくいと言われています。

イエロー系
青色の光だけを吸収します。青色を遮断して視界のコントラストを高める効果があるので、霧や靄(もや)などで視界が悪いときに適しています。最近流行りのカラー!

オレンジ系
スポーツ用のサングラスやスキーのゴーグルによく使われています。視界が明るく、クリアになるとされています。アウトドアにはこの色。

ピンク系
赤色系のカラーは、防眩効果は少ないものの、血色の良いハリのある肌に見せます。
◆プラスチックレンズコーティングクラック(ひび割れ)について

 

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