脳のトレーニングは若年層から高齢者まで幅広い方が楽しんでいます。ゲームもたくさんあります。よくテレビなどで紹介されているものとして、@瞬間的に数字を見せて書くものや、A絵が少しずつ変わっていくもの、B計算式の+や−を暗算で当てはめていくもの、C見る角度の違う数種類の図形の中から違うものを選択するものなどさまざまあります。得意な人もいれば不得意な人もいます。ちなみに私はAとBが苦手だったりします。(^^;)
でも、これってほとんどビジョントレーニング(『みる』トレーニング)なんですよ。
@は瞬間的に物を見ることができる力
Aは見ているもの全体を把握するための周辺視野の力
Bは暗算が必要となりますが、まず問題を見て認識する力
Cは平面でもしくは立体で見たものを認識して判断する力
が必要でしょう。つまり、視覚機能が弱いと得意な問題、苦手な問題などでてきます。
ここで、考えてほしいのは『みる力』って視力だけではないということです。ちょっと小難しくいうと、まず、しっかり物を見るために視力がないといけません。次に見たものを脳が正しく認識しなければなりません。次に分析することが必要になります。そして、判断しなければなりません。判断した上で行動(書いたり、声にだしたり、ボタンを押したり)します。というようにまず『みる』ができないといけません。ここに問題を抱えているとなかなか上達しなかったりします。私は大丈夫とみなさん思うかも知れませんが、意外に多くの人が両目を使って『みる』ことに隠れた問題をかかえてるんですよ。
人間の五感の中で視覚は世に生まれ出てから発達していきます。ちゃんと見えているのかどうかの判断が日本の場合、遠くの視力があるかないかだけの判断ですまされているのが現状です。私もそうでしたが、子どもの頃はほとんど外で体を使って遊びました。これって視覚機能の発達にも重要なことなのです。三角ベースやドッジボール、おはじき、昆虫とり、木登りなどなど、これらは目で見たところに手や足または物を目標のところにまで正確に動かすという協調性や体のバランス感覚、自分の位置と空間の把握などを育てるにはもってこいな遊びだったと思いませんか?
視覚機能が弱いと集中して勉強することも苦痛になりなかなか落ち着いてできない場合もあります。ですから見えてるからいいじゃんではく、両目を効率よく使ってちゃんとみているのかという意識が日本人にも必要なことです。室内でもいろんなビジョントレーニングはできますが、子どもは体を使って遊んで視覚機能も育ててあげたいですよね。
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