平成22年5月12日(水)に『第14回 日本眼鏡学会・年次セミナーおよび定期総会』が金沢で開かれ認定眼鏡士の単位ももらえるということなので、申し込んで行ってきたのですが、まず、行ってびっくりしたのは、東京でお世話になった方々がお見えになり、まるで、東京の勉強会に行っていたときのようでした。金沢という地方都市でしたが120名ほど出席されてたそうです。
研究発表も数多く特別講演も大変勉強になることばかり、日頃の勉強不足を痛感します…精進せねば。
大変興味深かったのは、金沢医科大学病院のコントラスト感度の講演で、ある色の波長をカットすることによりコントラストの感度が向上する。これは、現在日本が世界一の長高齢社会に入り高齢者の割合が増えたとともに、見え方の落ちている人の割合も増えていることから考えても重要な講演でした。50代以上になってくると、やはり眼の中のレンズである水晶体の透明度がかなり低くなりコントラスト感度は低くなってきます。それを特殊なカラーフィルターレンズをかけることで、見え方をよくして視覚の質の向上しいては生活の質の向上につながるからです。
同様に金沢医科大学病院の研究発表で、近視人口の多いといわれているアジア圏での調査で眼軸(簡単に言うと眼の奥行)の長さの調査で高齢者と若年層でその違いがあるかどうかを台湾でとったデータを基にした発表でした。もっと研究が進めば、なぜ近視になるのかを解明できるようになるかも?
金沢工業大学の眼球運動の講演も人によって眼を広い範囲に動かして見ている人と、顔を動かしてみている人といて、その違いはどういうものか。これはメガネは使う人に合わせて作るものですから、その人にあった設計のレンズを選ぶ際には参考になる講演でした。
普段勉強していることとジャンルが違う講演や研究発表が聞けたのでよい刺激になりました。
残念に思ったのは、懇親会への出席者で眼鏡店の方が少なかったことです。『見るにかかわる』眼科の先生・大学の先生・レンズの開発者、医療機器メーカー、眼鏡専門学校の先生などなど、いろいろな形で『みる』に関わっている方々とお話しができるめったにない機会なのに…。多くの方と話しをしていてやはりこれからは、眼科業界と眼鏡業界の情報交換・共有そして一般の方々への情報発信が重要であると改めて実感させられた一日でした。
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