めがねの雅
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column016.htm

めがねの雅
業界コラム
vol.016
【講習会】
[2010/4]

 「メガネレンズとメガネフレームはメガネを作り上げるための部品です。そしてメガネは見るための道具です。私たちはお客様の用途に合わせて使いやすいメガネを提供しなければなりません。」先日メガネの講習会に行って冒頭で先生が言っていました。確かにその通りだと思います。そのために勉強しに来てるんだから…。基本的な内容の講習でしたが復習もかねて、先生の体験談なども聞けたので久しぶりにいい講習で、勉強になるなぁと思っていました。

 前半が終わり休憩中にタバコを一服していると(-。-)y-゜゜゜。「いや〜疲れたね。」「ホント何言ってるかわからないよね。」「ホント、ホント、言葉の意味がわかんない。」と聞こえてきた。え〜っ!基本的な話しかしてないよ…しかもさっき誰も質問に手を上げてなかったよ…しばらく茫然としていました。認定眼鏡士の単位をとるためだけに出席している人達がたくさんいるのにびっくり。そんなの意味ないじゃん…

 認定眼鏡士は階級があり、A級、AA級、AAA級、S級、SS級、SSS級に分けられていました。A級とS級の大きな違いは眼鏡専門学校卒業生かどうかです。3年更新なのですが、その間に講習を受講して規定単位を取得しないと更新できません。階級により単位数は異なるのですが、ただ聞きにきているだけではまったく無意味な資格となってしまいます。しかも、最近A級とS級の区別をなくしてしまったので、メガネのユーザーにとっては、区別できなくなってしまいました。

 たしかに、学校卒ではなくても、経験や独学ですばらしい知識と技術を持っている方も知っていますが、そういう方は一部です。学校卒でも知識はあっても、経験は今から積んでいくものですが、基礎知識は学校で取得しています(単位をとらないと卒業できませんから)。

 メガネは見るための道具です。そのためには一人一人に合わせる必要があります。もう一つ言うと使用目的や環境によって微調整が必要です。メガネはすべてオーダーメードと考えたほうがいいのです。最近はいろいろな形態のメガネ店がありますが、値段やファッションだけに惑わされていないですか?悲しいかな日本には、眼鏡技術者の国家資格がありません(他の先進国にはあるのに)。よって私の個人的な意見としては、メガネ販売店とメガネ専門店は違います。何が違うのか、圧倒的な知識と技術の違いはでて当たり前なんです。買ってみなければ比べようもないですが、毎日見るための道具を価格・ファッションだけで選ぶのはひょっとしたら毎日損をしているかもしれませんね。

 近年の価格競争の激化によって、知識や技術があって高級店という認識のお店でもお手ごろなセット商品は必ずと言っていいぐらい置いてある店が増えました。メガネを購入する時は、フレームはしょうがないとしても、レンズは見るのに一番重要になるのですから、知識と技術のあるメガネ専門店で購入するのがいいのではないでしょうか?


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