めがねの雅
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めがねの雅
業界コラム
vol.013
【目の健康】
[2010/3]

 日本語は難しい。たとえば『はし』と聞いて連想するだけでも、『橋』『端』『箸』と、どの『はし』なのか文の意味を考えれば分かりますが、一瞬戸惑ってしまう言葉はよくあります。そこに、地方の微妙なアクセントが加わると、意味不明になることも多々あります。

 よくお客様に『へんこうレンズ』について聞かれることがあります。どういうレンズかご存知ですか?この場合多くのお客様の言う『へんこうレンズ』は陽にあたると色の変わるレンズ『変光レンズ』という意味で言っているのですが、実は色の変わるレンズは『調光(ちょうこう)レンズ』というのです。このレンズは紫外線に反応して色が付いて濃くなります。紫外線の量が多いとより濃くなり少ないと色が薄くなります。室内ではほとんど無色になります。最近の車の窓ガラスは紫外線カットしますので、残念なことに車内ではほとんど色が変わりません。しかし、室内から屋外、屋外から室内と光の量を自然に調整してくれるのでとっても目にやさしいレンズです。

 では、『へんこうレンズ』は何?本当は『偏光レンズ』と書きます。このレンズは、サングラスのように色が付いてまぶしさから目を保護するだけではなく、細かいブラインドのようなフィルムを挟み込んで作成しているレンズで光の乱反射を防ぎ、より見やすく、より目が楽になるレンズです。代表的な使われ方としては、水面の照り返しを防ぎ水中も見やすくなるので釣りをよくされる方に多く愛用されています。

 しかし、乱反射を防いでくれるので、釣り以外にもゴルフ、スキー、ドライブなどにも適しています。

 お客様は『偏光レンズ』をかけると色つきのサングラスと見比べて、すごく目が楽になるとよく言われます。紫外線カット付きは当たり前になっていますので、外に出たときは日常的にかけたほうが、将来的に眼病の予防にもなります。

 瞳の色の薄い欧米の人と比べて瞳の色の黒い人はまぶしさには強いとされています。しかし、白内障や加齢性黄班変性などの病気は長年にわたって紫外線を受けている影響が原因でもあるといわれています。

 日本では、「人前でサングラスなんて失礼だ」と言いますが、実際に目が弱くてまぶしさに敏感な人も少なくはないのです。本当に失礼にあたる場面では、はずせばすむ話です。長寿大国で、超高齢社会となった今、自分の眼と80年以上つきあっていかないといけません。体の健康のためにといろいろな取り組みがされていますが、若いうちから目を保護して目の健康を保つのも大切な事だと思います。


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