仲のよいメーカーさんと会話をしていて、いろいろな形態のメガネ店が増えたよねという話から、こんな質問をされた。『レンズにこだわりたいという店とフレームにこだわりたいという店と二分化された店が増えてきてよく相談されるんだけど、雅(みやび)さんはどっち?』と、『どっちも!』とすかさず答えた。『メガネ本来の見る道具という事にこだわるなら、レンズの度数調整、設計、素材、コーティング、カラーなどなどこだわるところはたくさんあるし、メガネのかけ心地や機能、おしゃれなイメージなどフレームにもいろいろこだわれるし、その、レンズとフレームをひとつにしてお客さんに合わせたメガネにするのがメガネ専門店だと思うから』と言うと、『やっぱりそうだよね!』と納得していました。
メガネはかける人に合わせて調整されたレンズを加工してフレームに入れます。また、フレームもかける人に合わせてかけやすいように、設計に合わせて見やすくなるように調整し、メガネとして完成します。つまり、どんなメガネでも使う人専用のメガネ、オーダーメイドになるのです。だから、レンズにだけこだわっても、フレームにだけこだわってもいけないのです。出来上がるメガネにこだわるのが専門店だと思います。
以前来店されたお客様に言われたことがあります。『何回も調整してもらったんだけど、メガネが下がってきて…かけていると痛くなって…メガネ店の人にココならちゃんと合わせられると思うと言われたんですけど…』と、『はぁ?』なんじゃそりゃ(・・;)。見てみると薄型のレンズが入ったドイツ製のフレームで、どこでも売っているようなフレームでもなく、決して安いといわれる物ではなかった。かけ具合を調整して渡すと、『ちゃんとした店で買わないとダメですね…』と帰っていかれたが、当然、私どもの責任でもなければ、直す義理もないんだけどメガネをかけている本人にしたら不都合ですよね…。でも、販売するフレームにこだわるなら、ちゃんと調整できるように勉強せずに他の店に紹介するってどんなメガネ店なんでしょうね。
安いと宣伝して売っている店も、こだわった高い商品を売っている店もただのメガネ取り扱い販売店で、メガネ専門店じゃない店が増えるのも考えものです。結局メガネユーザーが損をすると思いませんか。
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