皆既日食
2009年7月22日(水)
皆既日食太陽観察
http://www.0762683366.jp/
ev/i_solar_eclipse.htm

めがねの雅
46年ぶりに日本で観察できる皆既日食のご案内
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■目次
■2009年7月22日に起こる日食の概要
2009年7月22日には日食が起こります。日本では、全国で部分日食を観察することができます。また奄美大島北部、トカラ列島、屋久島、種子島南部など、皆既日食帯と呼ばれる細長くのびた地域・海域内では、皆既日食を観察することができます。
 皆既日食になると、太陽のまわりにはコロナが広がって見られます。また太陽表面から吹き出ている赤いプロミネンスなども観察することができます。空は、程度は日食ごとに違いますが、夕方・明け方の薄明中のように暗くなり、明るい星ならば見ることができます。地平線近くは、夕焼け(朝焼け)のように空が赤く染まって見られます。
 日本の陸地に限ると、皆既日食が観察できるのは1963年7月21日の北海道東部で見られた皆既日食以来、実に46年ぶりです。次回も2035年9月2日の北陸・北関東などで見られる皆既日食まで26年間起こりません。非常に珍しい現象と言えるでしょう。
■日食とは…
皆既日食
「日食」とは、月が太陽の前を横切るために、月によって太陽の一部(または全部)が隠される現象です。太陽が月によって全部隠されるときには「皆既日食」と呼ばれます。今回は一部の地域でこの「皆既日食」が見られます。また、太陽のほうが月より大きく見えるために月のまわりから太陽がはみ出して見えるときには「金環日食(または金環食)」と呼ばれます。太陽の一部しか隠されないときには「部分日食」と呼ばれます。
 日食は、見る場所によって、どのくらい深く欠けるかも違いますし、日食が始まる時刻や一番大きく欠ける時刻・日食が終わる時刻も違います。
■今回の日食について
皆既日食
今回の日食は、日本全国で部分日食を見ることができます。また、ごく一部の皆既日食帯と呼ばれる地域の中では、皆既日食が見られます。
 部分日食は、一般的にこの皆既日食帯に近いほど、大きく欠けて見られます。例えば、九州以北であれば、大ざっぱに南に行くほど大きく欠けて見られることになります。
 日食の欠ける深さを「食分」という数値で表します。食分0.1とは、太陽の直径の10%まで太陽面上に月が入り込み、太陽が欠けることを意味しています。札幌では食分が0.506と約半分ですが、東京では0.749と約4分の3まで月が入り込みます。また福岡で0.897、那覇で0.917と、それぞれ約90%まで月が入り込む深い部分日食となります。
 おもな地点における、日食が始まる時刻・最大になる時刻・終わる時刻は以下の表をご覧ください。
地名
食の始め
食の最大
最大食分
食の終り
札幌
10時04分30秒
11時10分18秒
0.506
12時16分03秒
仙台
9時59分09秒
11時12分52秒
0.657
12時26分24秒
東京
9時55分33秒
11時12分58秒
0.749
12時30分20秒
金沢
皆既日食
9時50分03秒
11時06分26秒
0.751
12時23分50秒
京都
9時47分40秒
11時05分52秒
0.809
12時25分21秒
福岡
9時37分39秒
10時56分05秒
0.897
12時17分48秒
那覇
9時32分50秒
10時54分07秒
0.917
12時20分19秒

なお、以下の地点などでは、皆既日食となります。

地名
食の始め
皆既食の始め
食の最大の時刻
最大食分
皆既食の終り
食の終り
屋久
9時37分06秒
10時56分10秒
10時58分07秒
1.008
11時00分05秒
12時22分37秒
悪石島
9時35分25秒
10時53分16秒
10時56分28秒
1.039
10時59分41秒
12時21分26秒
奄美
9時35分21秒
10時55分58秒
10時56分53秒
1.002
10時57分48秒
12時22分26秒

【資料提供:国立天文台天文情報センター】http://www.nao.ac.jp/index.html
【2009年7月21日 皆既日食の情報】http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/index.html
【著作権について】http://www.nao.ac.jp/Gallery/copyright.htmlをご覧頂き国立天文台情報センターへご確認下さい。

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